EMS-JP × 有限会社データーランドの場合

この度、EMS-JP の副事務局長に就任にさせていただくことになりました。
EMS-JP の事務局は東京にありますが、私自身は長野に社があります。そんな私の副事務局長としての仕事は「地方企業への機会創出」と「会員間ビジネスの実践」だと思っています。
東京へは距離的なハンディがあるけれど、近くで開催されれば参加したいと思っている地方企業の皆さんに声をかけ、定期的に営業ミーティングを行っています。知りあうきっかけである営業ミーティングを定期的に開催して、信頼関係や共同受注などが可能なパートナーづくりができる場所を提供していきたいと思っています。
また、今まで自社のサービスだけで勝負していた企業さんでも、EMS-JP の会員企業のもつ持つ商材やサービスを活用して「提案型の営業展開」が可能なのだということを実践して示していきたいと思っています。

新規顧客を開拓したいとき、通常ならどんな方法を取るか。展示会に出展したり、DMを打ったり広告を打ったり、Webサイトを作ったり…興味を持っていただけたら説明をして、資料をさらに作って、見積、契約…と多くの手数を必要とします。ところが、EMS-JP の会員企業を通じてお客様をご紹介いただけるとしたらどうでしょう。
信頼関係がすでにある顧客からの紹介であるなら、と、そのハードルはぐんと低くなります。

また、例えば会員企業同士で展示会に出展するとどうでしょう。
当然、ブース出展料は共同で持つことになりますから、それだけ経費が抑えられます。
さらに、各社から意識を共有した営業さんたちが出て来場者の接客ができるわけですから、一社で出展するよりずっと多くのお客様との機会を持つことができます。
実際に出展した展示会後に、名刺交換し面談した担当者ごとに報告書を提出してもらいました。これは展示会主催者によると、平均より飛び抜けて多い「見込み客」「受注件数」だそうです。

上記数値には、以下の4イベントを集約しています。（浜松メッセ／西京信金（東京）／長野信金（長野）／e‐messe金沢（石川）

「会員間ビジネス」と言うとなんだか怪しいビジネスのように聞こえますが、早い話が EMS-JP の会員企業内でお仕事を作りましょうということです。
EMS-JP 会員企業でとある案件の見積をお願いしたとします。そのレスポンスにどれだけ時間がかかっているかのデータを取って順位をつけてみたところ、企業さんごとに差が出たのです。
そこでその見積の案件とは別に、どうして見積の返答が遅いのかお聴きしたら、決定権を持つ方が外出が多くてなかなか捕まらないということでした。
それじゃ、そのソリューションを提供してあげれば、EMS-JP の中でも見積がはやく集められるし、私としてもシステム構築のお仕事が始まるので、みんなが嬉しい訳です。

会員企業から集まってくる情報を、逐次情報サイトを使って配信しています。 EMS-JP ポータルサイトはもちろん、地域会員向け限定 SNS で企業案内の資料や幅広く提案・営業する材料を公開していますし、地域内のイベント情報を共有することで、やる気のある会員企業さんの活躍の場を創造したいと思っています。